都内で行われてきた競泳のジャパンオープンは最終日の1日、女子200メートル個人メドレーが行われ、17歳の高校3年生、成田選手が出場しました。
成田選手は最初のバタフライで3番手でしたが、続く、得意とする背泳ぎでトップに立ちました。
その後もリードを保った成田選手は2位に1秒5近い差をつけて2分12秒15で優勝しました。
2位は中学3年生の佐々木珠南選手、3位は高校2年生の長岡海涼選手で、高校生と中学生が表彰台を独占しました。
女子100メートルバタフライには成田選手と同じく17歳の高校3年生、平井瑞希選手が出場し、57秒76で優勝しました。
日本競泳陣はパリオリンピックでメダル1個に終わり、立て直しが課題となる中、今大会の最終日はパリ大会を経験した成田選手と平井選手を含めて4年後のロサンゼルス大会を見据える若手選手の活躍が目立ちました。
男子200m平泳ぎ 渡辺一平が優勝
男子200メートル平泳ぎでは元世界記録保持者で、オリンピック2大会出場の27歳、渡辺一平選手が2分8秒12で優勝しました。
これはパリオリンピックで6位だった時より0秒7余り速いタイムでした。
渡辺選手はレースのあと「想定よりもタイムを出すことができた。欲を言えば2分7秒台を出せたかなと思うが、難しい時期にこのタイムで泳ぐことができてよかった」と振り返りました。
そしてパリ大会を終えて一度は競技生活に区切りをつけることを考えていたと明かしたうえで「このタイミングで、このタイムで泳げたことで自分自身でもポテンシャルを持っていると思うことができた。周りの選手からも言ってもらえるので、精いっぱいその責任を全うしたい」と話し今後も第一線でレースに出場していく考えを示しました。
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