ロッテは4日、2024年ドラフト会議で獲得した新入団選手の発表会見を行った。ドラフト1位の西川史礁(21、青山学院大)ら新入団選手9人(育成選手含む)が登場した。

吉井理人監督(59)は新入団選手に向けて「これからはチームメイトとして一緒に強くなっていきましょう」と声をかけ、さらに自身も和歌山県出身とあって「ドラフト1位と育成1位は和歌山出身なんですけども、これ偶然なのでその辺のところよろしくお願いします」と笑顔を見せた。

ドラフト1位・青学大の西川は今季、春秋のリーグ戦、大学選手権、明治神宮大会を制し、“大学4冠”を達成、今年3月に行われた侍ジャパンの欧州代表戦ではタイムリーを放つなどトップチームでも存在を示した。背番号も「6」に決定、かつては3度の三冠王を獲得した落合博満氏、近年では井口資仁氏がつけていた番号を背負う事となった。

西川は「自分の注目してほしいところは、長打力と思い切りの良さです。持ち前のフルスイングからの長打力と、積極性のある思い切りの良さが自分の持ち味だと思っています」とアピール。獲りたいタイトルを聞かれると「自分の持ち味は長打力などでホームラン王を取りたいなと思います」と強く語った。

契約金などの使い道を聞かれると「本当に両親にはこれまで支えてもらってばっかりだったので、まずはご飯に連れて行きたいなと思います」と笑顔を見せた。

そして、ドラフト6位・千葉県松戸市出身の立松由宇(25、日本生命)は11月の大相撲九州場所で初優勝を果たした大関・琴櫻(27、佐渡ヶ嶽)と同じ小学校だったという。「小学校の一つ上の先輩で、校庭で学年でわかれてサッカーをやったっていう思い出ぐらい」

初優勝のニュースを聞いて「近い人がそうやって有名になっていくのを感じるとやっぱ自分も頑張っていかないといけないなっていうような気持ちになるので、今はちょっと負けてらんないという気持ちでいます」と意気込みを語った。

※写真は左から宮崎竜成選手、西川史礁選手、一條力真選手

◆西川史礁(にしかわ みしょう)
2003年3月25日生まれ 和歌山県出身 右投右打 182cm88kg
龍谷大平安高校時代はショートで、青山学院大に進学後から外野手に挑戦。3年春のリーグ戦から“4番・レフト”の座を獲得し、打率.364、3本塁打、10打点の活躍でリーグ優勝、MVPを獲得。大学選手権でも本塁打を放ち、日本一に貢献し、大学日本代表にも選出。今年3月には侍ジャパンの強化試合・欧州代表戦に大学生ながら選出され、3安打1打点の活躍をした。

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