企画を立ち上げたのは、パリ大会のゴールボール男子決勝で、初の金メダル獲得を決定づける勝ち越しゴールを決めた佐野優人選手です。

ゴールボールの魅力を知ってもらい競技人口の増加につなげようと、みずから編集長となって金メダル獲得の裏側などを特集する雑誌を制作することになり、4日は日本代表の練習拠点である埼玉県所沢市の体育館で5人の代表選手にインタビューを行いました。

佐野選手は、パラスポーツの取材に携わる記者とともに、パリ大会でのベストプレーや金メダル獲得の要因について選手たちに質問し、当時の心境などを聞き出していました。

このあと佐野選手は、プロの写真家のサポートを受けながら撮影にも挑戦し、金メダルを首にかけた選手たちに「もっと笑って」などと指示を出していました。

佐野選手は今後、選手たちと同じ視覚障害のある人たちがインタビューを音声で聞けるようにするなどして、2025年3月ごろに雑誌を完成させ、無償で盲学校などに配布する予定です。

佐野選手は「盲学校でも、なかなかゴールボールが行われていないので、雑誌を通じて競技を知ってもらい、始めるきっかけになってほしい」と話していました。

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