J1リーグの優勝争いが大混戦。連覇を狙う首位ヴィッセル神戸は柏レイソル戦、土壇場で同点に追いつく勝負強さを見せた。特に、ゴールを決めたFW武藤嘉紀選手のシュートには大久保さんが絶賛する技術が。最終節までもつれたJ1のV争いに注目した。

▼柏の黄色ユニは「チラつく」?DF陣をかいくぐり決めた同点弾

 関西のサッカー情報を中心に扱うMBSのJリーグ応援番組『KICK OFF!KANSAI』。MCを務めるのは元日本代表FW大久保嘉人さん。12月1日の放送では佳境のJリーグを特集した。

 第37節では柏レイソルと対戦して、執念のドロー決着となった首位ヴィッセル神戸。勝利すれば他会場の結果次第で連覇が決まる一戦では、熾烈な残留争いを戦う柏の勢いに飲まれ、先制点を許す。それでも、終盤には怒涛の追い上げをみせ、後半アディショナルタイムには一時オフサイド判定となったものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入によって覆ったFW武藤嘉紀選手の同点弾が決まった。

 大久保さんは「よく落ち着いていましたね。これ助走がなくてトラップしてすぐ。相手DFも近くにいるから早く蹴らないとディフェンスが取りに来ちゃう。ワンテンポ遅れたら絶対に当たる。それを武藤選手は分かっている」と判断力と高い技術に驚嘆。さらに「あの蛍光黄色はめちゃくちゃ目に入ってくる」と、柏のユニフォームはとっさのプレーでチラつくと指摘した。

J1リーグはラスト1節。神戸の優勝は最終節に持ち越され、2位サンフレッチェ広島、3位FC町田ゼルビアまで優勝のチャンスが残る。近年では珍しい、最終節まで大混戦となった三つ巴の戦いに「面白いじゃないですか」と、大久保さんも気持ちを高ぶらせていた。

 (MBS「KICK OFF! KANSAI」日曜深夜0:50-1:20放送 2024年12月1日(日)収録より)

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