■フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル(日本時間7日、フランス・グルノーブル)
男子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、鍵山優真(21・オリエンタルバイオ/中京大)は93.49点の2位発進。連覇を目指す世界王者のイリア・マリニン(20、アメリカ)が105.43点で首位、佐藤駿(20、エームサービス・明治大)は86.28点の4位で8日のフリーに臨む。
今季のGPシリーズ、鍵山は第4戦のNHK杯、第5戦のフィンランド大会で優勝。佐藤は第2戦のスケートカナダでマリニンに次ぐ2位、第6戦の中国杯では自身GPシリーズ初となる優勝でファイナルの切符を獲得した。
昨季のファイナル3位の鍵山は、まず冒頭の4回転サルコウで転倒してしまう。続く4回転トウループー3回転トウループ、後半のトリプルアクセル(3回転半)は落ち着いて決めたが、得点はサルコウの転倒が響き93.49点。トップのマリニンとは11.94点差でフリーへ。
最終滑走のマリニンは4回転フリップを決めるなど、ジャンプで大きな崩れることはなく貫禄の演技。唯一の100点台で観客を魅了。2年ぶり2度目のファイナルとなった佐藤は、得点源の4回転ルッツで転倒してしまい86.28点と出遅れた。前回は4位だったがフリーで表彰台を狙う。
【男子SP結果】
1)イリア・マリニン 105.43点
2)鍵山優真 93.49点
3)ミハイル・シャイドロフ 91.26点
4)佐藤駿 86.28点
5)ダニエル・グラスル 81.76点
6)ケビン・エイモズ 68.82点
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