この教室は、野球に興味を持ってもらおうと、経験の少ない子どもたちを対象に用具などを扱うメーカーが企画し、4歳から小学4年生の45人が参加しました。
講師役を務めたのは現役の大リーガー3人で、タイガースの前田投手とカブスの今永投手、それに2023のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックで日本代表として活躍したカーディナルスのラーズ・ヌートバー選手と、豪華なメンバーが顔をそろえました。
3人は、スポンジやゴム製の柔らかいボールとバットを使って子どもたちとキャッチボールをしたり、バッティング練習をしたりしながら、「投げる」「打つ」といった基礎的な動きを、およそ2時間にわたって教えました。
教室の中では選手によるプレーの実演も行われ、ヌートバー選手がティーバッティングで鋭い打球を飛ばすと、「すごい!」「ホームランだ!」などと歓声が沸き起こっていて、子どもたちは大リーガーたちとの交流を笑顔で楽しんでいました。
参加した小学1年生の男の子は「野球はやったことがなかったけど、選手の姿を見てすごいなと思った。プロ野球選手になりたくなった」と話していました。
前田投手は「野球を始めるのはハードルが高いと感じる子どもが多いかもしれないが、まずはボール1つからでも始められる。みんなで喜びや悔しさを分かち合える野球の魅力をふれあいながら伝えていきたい」と話していました。
今永昇太「子どもたちからパワーをもらった」
講師を務めた今永昇太投手は「こうしたイベントは初めて参加したが、子どもたちからパワーをもらった。純粋に楽しんでくれて、限られた時間の中でうまくなろうとしてくれる姿が印象的だった」と笑顔を見せました。
大リーグ1年目で大活躍を見せた今シーズンについては「シーズン中は、前田投手にピッチングの組み立てなどのアドバイスをもらって後半戦盛り返すことができた。すべてが新しいことばかりだったが、野球以外でもいろんなことにチャレンジできた1年で、来年も今シーズンと同じような気持ちで臨んでいきたい」と話していました。
ヌートバー「すばらしい経験になった」
また、ヌートバー選手は「きょうは自分にとってもすばらしい経験になったし、次の世代を担う子どもたちにとっても、よい機会になったのではないかと思う。もっとこうした機会を増やしていきたい」と話していました。
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