サッカーJ1の優勝争いは連覇をねらう首位のヴィッセル、2位のサンフレッチェ、J1初昇格で大健闘を見せる3位のゼルビアが勝ち点差「3」の中にひしめく大混戦で、最終節の結果次第でどのチームにも優勝の可能性が残っています。

ヴィッセル 武藤と大迫 2枚看板の活躍がカギ

天皇杯との2冠がかかる勝ち点「69」のヴィッセルは、15位の湘南ベルマーレをホームに迎え、ほかの試合結果にかかわらず、勝てば優勝が決まります。

チームトップの12ゴールをマークしている武藤嘉紀選手と、11ゴールの大迫勇也選手、元日本代表の2枚看板の活躍がカギとなりそうです。

サンフレッチェ 攻撃陣 機能すれば可能性も

そのヴィッセルが引き分け以下の場合は2位以下のチームに優勝のチャンスが出てきます。

ヴィッセルを勝ち点差「1」で追うサンフレッチェは、3連敗のあと臨んだ前の試合でリーグ最多得点を誇る攻撃陣が本来のプレーを取り戻し、5点をあげて快勝しました。

アウェーで行われる4位のガンバ大阪との試合でも攻撃陣が機能すれば、新スタジアムの開業1年目で日本代表の森保一監督が指揮した2015年以来となる9年ぶりの優勝が見えてきます。

ゼルビア 初昇格で優勝ならリーグ初

勝ち点「66」の3位のゼルビアは、5位の鹿島アントラーズとのアウェー戦に勝ったうえで、上位2チームが敗れることが事実上の優勝の条件となります。

初昇格の今シーズン、青森山田高校で数々の実績を残した黒田剛監督のもと、リーグ最少失点の堅い守りでJ1に旋風を起こし、ここ2試合も無失点で連勝しています。

初昇格での優勝となれば、リーグ発足以来、初の快挙となります。

試合はいずれも8日午後2時にキックオフです。

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