テキサス州ダラスで開かれている大リーグのウインターミーティングは3日目を迎え、メッツが最大の注目を集めていたヤンキースのソト選手と15年の大型契約を結んだと発表するなど移籍交渉が活発化しています。
アメリカメディアはソト選手の契約は2023年、大谷翔平選手がドジャースと結んだ契約を超えるプロスポーツ史上最高額の15年総額7億6500万ドル、日本円でおよそ1150億円になると伝えています。
また、ロッテからポスティングシステムを使っての大リーグ移籍を目指す佐々木投手も引き続き関心を集めていて、このうち、有力な移籍先候補の1つに挙げられているパドレスのプレラーゼネラルマネージャーは「われわれには日本市場での経験豊富な人材がいる」と自信をのぞかせ、ダルビッシュ有投手や松井裕樹投手に対して「プロセスの中で時には彼らを頼りにするし、いい仕事をしてくれるだろう」と期待を寄せていました。
一方で、鈴木誠也選手と今永昇太投手が所属するカブスのホイヤー編成本部長は「日本選手にとってわれわれが魅力的な球団なのはわかっている」としたうえで、佐々木投手の獲得に向けた具体的な戦略については「ノーコメントだ」と明言を避けました。
代理人の元にはすでにいくつかの球団から映像や書面で資料が届いているということで、佐々木投手は今後、アメリカで各球団との面談を進める予定だということです。
代理人 藤浪投手について“日本球界復帰に否定的”
ウインターミーティングの会場では、多くの日本選手を顧客に抱える大物代理人のボラス氏が取材に応じメッツと1年契約を結びながらも大リーグに昇格することなく今シーズンを終えた藤浪晋太郎投手について「大リーグ球団との契約への関心が高く、日本は考えていない」と話し、日本球界への復帰に否定的な考えを示しました。
そのうえで「リリーフ市場での交渉になる。問い合わせを受けたチームもあるが、先発投手の市場のあとになるため時間がかかるだろう」と現状を説明しました。
一方で、地元メディアでトレードもうわさされているレッドソックスの吉田正尚選手については「あと3年契約が残っている。チームのすることはこちらにはコントロールできないし、彼らには彼らの権利がある」と話すにとどめました。
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