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今シーズン一番熱く盛り上がったシーンを各球団のファン100人にそれぞれ選んでもらいました。熱盛グランプリ2024パ・リーグ編!

■王者、球団史上初の快挙

ソフトバンク この記事の写真

まずは、パ・リーグ王者ソフトバンク。若手や新戦力の活躍が光った中、1位は果たして…。開幕1カ月で強さを確信させた西武との3連戦。

まず第1戦(4月27日)。川瀬晃選手(27)のサヨナラタイムリーで白星スタートを切ると、続く第2戦(4月28日)は何とパスボールで2日連続のサヨナラ勝ち!

しかし、第3戦(4月29日)は9回ツーアウト2点差の苦しい展開。それでもランナー2人を置き、バッターは柳田悠岐選手(36)、逆転サヨナラ3ランホームランを打ちます。

3・4月の月間MVPに輝いた柳田選手 ソフトバンクファン
「『今年は優勝やんね』と思いました」
「本当に優勝しました」

同一カード3戦連続、サヨナラ勝利は球団史上初の快挙でした。

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■万波選手「一番のランナーは周東佑京さん」

■万波選手「一番のランナーは周東佑京さん」

日本ハム

お次は日本ハム。レイエス選手のサヨナラホームランより熱い支持があったのは…。

日本ハムファン
「ランナーが走れなくなる抑止力」

ライトを守る万波中正選手(24)といえばバックホーム!ファンだけではなく、ランナーもくぎ付けにするこの強肩っぷり。

そんな万波選手が最もファンを魅了したのが7月14日ソフトバンク戦。2塁ランナーは盗塁王、周東佑京選手(28)です。

ヒロド歩美キャスター
「これを、アウト!大越さん、いかがですか?」 大越健介キャスター
「周東選手をアウトにするってすごいですね」 ヒロドキャスター
「しかもあの位置から。コントロールも素晴らしかったですね」

この対決について二人に聞いてきました。このように思っていたそうです。

万波中正選手 万波選手
「ちょっとでも油断していたら、間違いなくホームにかえられていた。(送球の)強さ・場所ともに申し分のないプレーだった」 周東佑京選手 周東選手
「あそこの打球はセーフになれると思っていた。スライディングの直前にボールが来てビックリ。ロスなく(3塁を)回れたので、あれでアウトになるんだったら、お手上げだな」 ヒロドキャスター
「ファンが選ぶベスト熱盛プレーだったんです」 「本当にうれしく思います」 万波選手
「間違いなく、12球団で一番のランナーは周東佑京さん。(ファンの方が)価値を見出してくれたのは、本当にうれしく思います。熱盛!」

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■毎日のバント練習の成果が…

■毎日のバント練習の成果が…

ロッテ

続いてはロッテ。しびれる場面を抑えた鈴木昭汰投手(26)を上回ったのは、ファンも予期せぬプレーです。

7月30日(西武戦)同点の9回。ツーアウト満塁の場面で小川龍成選手(26)が見せた、ツーアウトからサヨナラセーフティーバント!

毎日バント練習を欠かさない小川選手ならではの技でした。

ロッテファン
「小川龍成らしさが出ていた。なんとか1点につなげる気持ちを常に持っている選手」

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■引退試合でも帽子を飛ばして…

■引退試合でも帽子を飛ばして…

西武

西武からは新人王の武内夏暉投手(23)とベテラン、栗山巧選手(41)の活躍がランクインする中、選ばれたのは…。

西武一筋12年、金子侑司選手(34)の引退試合。金子選手といえば、盗塁王2回の俊足に、広い守備範囲が持ち味。また、帽子を飛ばしながらのファインプレーは代名詞ですよね。

迎えた現役最後の試合でも、帽子を飛ばしながらのキャッチ。

西武ファン
「(帽子を落とすのが)絶対的に金子」
「今までの守備を思い出して泣いちゃいました」 金子選手
「12年間、本当に夢のようで幸せな時間でした。本当に皆さん、ありがとうございました」

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■仲間を救う、プロ初サヨナラ打

■仲間を救う、プロ初サヨナラ打

楽天

楽天は交流戦初優勝に輝きましたが、ファンの胸に刺さったのはシーズン終盤の出来事。

9月17日、クライマックスシリーズ進出を争う3位・ロッテとの負けられない一戦。延長でマウンドを託された2年目渡辺翔太投手(24)、勝ち越しを許してしまいます。その裏、ベンチから声援を送る渡辺投手。チームは同点に追いつき、なおもサヨナラのチャンス。

代打の伊藤裕季也選手(28)のプロ初サヨナラ打で見事勝利!喜びを爆発させる選手たち。その中で、涙を流す渡辺投手の姿がありました。

楽天ファン
「支え合って、強くなっている。楽天ってすごく良いチーム」

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■「ラオウ」から先輩に捧ぐホームラン

■「ラオウ」から先輩に捧ぐホームラン

オリックス

最後はオリックス。T−岡田選手(36)が現役最後の打席で見せた特大ファウルを抑えて1位に輝いたのは…。

杉本裕太郎選手

「ラオウ」こと、杉本裕太郎選手(33)の一発!それは、T−岡田選手の引退試合で生まれました。

今世紀のオリックスでホームラン王を獲得したのは、2010年に33本を放ったT−岡田選手と、2021年の杉本選手の2人のみ。ともにチームの主軸を担い、誰よりT−岡田選手を慕っていたのが杉本選手でした。

「後ろでT−岡田さんがどっしり構えてくれている」 杉本選手
「入団した時は怖い人なのかと思ったけど、しゃべってみると、一番優しい先輩。うまくいかなかった時に励ましてもらったり、僕が4番でT−岡田さんが5番の試合が多くて、後ろでT−岡田さんがどっしり構えてくれているから、思い切っていけた。僕の精神的支柱」

大好きな先輩と戦う最後の試合。

7回、T−岡田選手の前で打席に入ったのは杉本選手。その初球は先輩に捧ぐホームラン。

ヒロドキャスター
「はなむけの一発を放った後輩へ、先輩から…」 引退会見のT−岡田選手 T−岡田選手
「熱盛!」

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■大越キャスター「泣けちゃいます」

■大越キャスター「泣けちゃいます」

ヒロド歩美キャスター ヒロドキャスター
「今年も選手の皆さんの熱いプレーと、ファンの皆さんの熱のこもった声援が詰まった熱盛シーンとなりました。大越さん、いかがでしたか?」 大越健介キャスター 大越キャスター
「ちょっと泣けちゃいますね。野球をやりたいという子どもたちがまた増えているという話も聞くので、そこがなんといっても一番うれしいかな」 ヒロドキャスター
「野球人口も増えて熱盛プレーも増えていってほしいと思います。協力いただいた皆さん、ありがとうございました!」 【熱盛グランプリ:パ・リーグ編】
・福岡ソフトバンクホークス

1位 4/27〜29 西武戦 柳田悠岐選手 劇的!3日連続サヨナラ勝利!
2位 9/21 楽天戦 柳町達選手 優勝に王手をかけるサヨナラ打
3位 4/13 西武戦 山川穂高選手 リーグ初 2打席連続の満塁弾
・北海道日本ハムファイターズ
1位 7/14 ソフトバンク戦 強肩万波中正vs盗塁王 周東
2位 9/11 西武戦 レイエス選手 連夜のサヨナラを決めたHR
3位 9/28 ソフトバンク戦 水野達稀選手 ミスを帳消しにする同点ソロ
・千葉ロッテマリーンズ
1位 7/30 西武戦 小川龍成選手 サヨナラセーフティーバント
2位 5/26 ソフトバンク戦 鈴木昭汰投手 無死満塁からの完璧な火消し
3位 10/1 楽天戦 佐々木朗希投手 CS進出を決める完投勝利
・埼玉西武ライオンズ
1位 9/15 ロッテ戦 西武一筋12年 金子侑司選手の引退試合
2位 8/31 日本ハム戦 栗山巧選選手 これぞベテラン!代打逆転2ラン
3位 9/30 日本ハム戦 武内夏暉投手 球団17年ぶり新人2桁勝利
・東北楽天ゴールデンイーグルス
1位 9/17 ロッテ戦 伊藤裕季也選手 仲間を救うプロ初サヨナラ打
2位 6/11 巨人戦 小郷裕哉選手 自信初 歓喜のサヨナラ打
3位 6/16 広島戦 球団創設20年!交流戦初優勝
・オリックス・バファローズ
1位 9/24 西武戦 T−岡田の前で魅せた杉本裕太郎選手の一発
2位 9/24 西武戦 T−岡田選手 現役最後の特大ファウル
3位 9/21 日本ハム戦 渡部遼人選手 連敗を8で止めるサヨナラ打

(「報道ステーション」2024年12月12日放送分より)

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