青森県で行われているスピードスケートの全日本選手権は2日目の14日、女子500メートルが行われ、北京オリンピックで銀メダルを獲得した30歳の高木選手と、今シーズンのワールドカップで2回優勝している21歳の吉田雪乃選手が出場しました。
先の組で滑った吉田選手は得意のスタートからスピードに乗って最初の100メートルを全体トップのタイムで通過し、37秒98でフィニッシュしました。
これに対して直後の最終組で滑った高木選手は、100メートルのタイムが吉田選手より0秒11遅い3番目でしたが、このあとは大きな滑りで加速しました。
フィニッシュタイムは吉田選手より0秒12速い37秒86で、高木選手が優勝し、吉田選手は2位でした。
高木選手は13日の1500メートルに続き、今大会2冠となりました。
このほか、女子3000メートルでは21歳の堀川桃香選手が4分7秒97で優勝しました。
男子1500メートルでは28歳の一戸誠太郎選手が1分46秒17で優勝し、13日の5000メートルに続く2冠となりました。
高木美帆 “W杯で勝った選手に勝利 自信になるし糧になる”
高木美帆選手は、今シーズン初めての500メートルで、ワールドカップで2勝している吉田雪乃選手に勝った滑りを振り返り「課題はまだまだあるが、ワールドカップで勝っている選手と国内で戦えたのはすごくモチベーションになる。その中で勝てたことは自信になるし糧になる」と話しました。
そのうえで、ことし最後となる15日のレースに向けて「いろいろと考え、試しながらやっている中でこの大会期間中にも気づけたことがある。それらをつなぎ合わせたレースにしたい」と話していました。
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