23歳の佐々木投手は、160キロを超えるストレートと鋭く落ちるスプリットで「世界で最も才能のあるピッチャーの1人」と評価されていて、大リーグの労使協定によって契約金や年俸の額が制限されるため、球団の資金力にかかわらず激しい争奪戦になると予想されています。

ロッテからのポスティング申請を受けて、大リーグの球団との交渉は今月10日に解禁されましたが、これまでに契約合意には至らず、15日、佐々木投手が年内に大リーグ球団と契約を結ぶことができる期間が終わりました。

大リーグでは、アメリカ、カナダ、プエルトリコを除く国や地域の25歳未満の海外選手や、プロリーグに所属して6年未満の海外選手と、新たに契約を結ぶ場合は「国際ボーナスプール」と呼ばれる毎年決まった資金の中で契約金をまかなう必要があり、ことしの契約は1月15日から今月15日までが期限でした。

このため、佐々木投手の大リーグ球団との契約は来年分の「国際ボーナスプール」を使った契約が解禁される来年の1月15日以降になることが決まりました。

代理人のジョエル・ウルフ氏は佐々木投手が年内に複数の球団と面談し、年明けには移籍先候補の球団の施設などを回ることにしていると明らかにしていて、引き続きその去就が注目されています。

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