甲斐選手は大分県出身の32歳。
2011年に育成ドラフト6位でソフトバンクに入団し、2年後のオフに支配下登録されました。
強肩と的確なリードで2020年まで4年連続で日本一になったチームを引っ張ったほか、今シーズンまでベストナインを3回、「ゴールデン・グラブ賞」を7回受賞するなど育成出身からのぼりつめた日本を代表するキャッチャーの1人です。
今シーズンも、チームの主力として4年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。
甲斐選手は11月、「どれだけ自分を評価してくれているか明確にしたいと思った」と国内の移籍に限ったFAの権利を行使し、これまでにいずれも複数年契約を提示した巨人や残留を認めるソフトバンクと交渉を行ってきました。
そして、17日、巨人が甲斐選手を獲得したと発表しました。
巨人は今シーズン、就任1年目の阿部慎之助監督のもと、岸田行倫選手、大城卓三選手、小林誠司選手の3人のキャッチャーを併用して4年ぶりのリーグ優勝を果たしましたが、キャッチャー出身の阿部監督は、より守備力を強化するため、経験豊富な甲斐選手の獲得を希望していました。
日本を代表するキャッチャーが加入することで、チームのさらなる守備力アップが期待されています。
一方、すでに実力のあるキャッチャーをそろえている中での補強となるため、阿部監督がどのように起用していくのか、その手腕も注目されます。
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