ボクシングの元女子世界フライ級王者で、性別適合手術を受けて男子プロとしての活動を目指していた37歳の真道ゴー(本名橋本浩)=グリーンツダ=が17日、現役引退を表明した。大阪市内の所属ジムで記者会見し「これから私のような人が出てくるか分からないが、きっかけはつくれたかなと思う。後悔はない」と語った。
2022年から男性としてのプロテスト受験を日本ボクシングコミッション(JBC)に求めてきたが、認められなかった。昨年12月に特例で行われた準公式試合(3ラウンド)で男子プロと対戦。ダウンを喫して判定負けだった。引き続き受験を要望し、今年3月にJBCから「安全管理上、問題を生じる恐れがあるため現時点で認められない」との返答があった。
海外での活動も選択肢にあったが、年齢や故障などから今月に入って引退を決断。JBCの判断に、真道は「スポーツにはルールがある。不満はない」と述べた。(共同通信)
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