渡辺恒雄さんはプロ野球だけでなく、スポーツ界に広く影響力を発揮した。日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)の委員を1991年から務め、2001年には委員長に就任した。

 02年に右膝のけがで横綱としては当時最長の7場所連続で全休していた貴乃花に「横綱としての責任を全うできないなら、自ら進退を決してもらいたい」と秋場所に進退を懸けて出場するように勧告。強力なリーダーシップを随所で示した。

 1993年に発足したサッカーのJリーグにはヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)の親会社の社長として携わった。企業色の排除を目指すJリーグの当時の川淵三郎チェアマンを批判して対立した。(共同通信)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。