35歳の菅野投手はこのオフ、海外を含めたFA=フリーエージェントの権利を行使して大リーグ移籍を目指し、交渉の結果、オリオールズと1年契約を結びました。
アメリカの複数のメディアはこの契約について1300万ドル、日本円でおよそ20億円と伝えています。
菅野投手は19日、オンラインでの入団会見に臨み、オリオールズのチームカラーであるオレンジのネクタイをつけて登場しました。
オリオールズとの契約を決断した理由について「すばらしいチームからすばらしいオファーをもらった。プレーオフやワールドシリーズで勝ちたいという熱意が伝わってきた。チャンピオンが狙えるチームでプレーしたかったし、ここで投げたいと思った」と説明しました。
そのうえで、楽しみにしていることを聞かれると、チームの中心選手であるキャッチャーのラッチマン選手の名前を出し「すばらしいキャッチャーがいるので、彼と組むことが楽しみだ。自分は100マイル(=160キロ)を投げられるわけではなく、ものすごい変化球があるわけでもないが、コントロールやコンビネーションはアメリカでも勝負できると思う。今のスタイルで通用するかをまずは試していきたい」と力強く話していました。
また、2020年のシーズン終了後にポスティングシステムを使った大リーグ移籍を目指したものの、交渉がまとまらなかった経緯を踏まえて「あのときから常に大リーグへの気持ちはあった。日本でやってきた12年間の経験は生きると思うので、今は不安や心配はなく、どんな環境でも適応する覚悟だ。日本一にはなれなかったので、ワールドチャンピオンがいちばんの目標だ」と抱負を話しました。
背番号はまだ決まっていないということです。
菅野投手は来年2月からフロリダ州で行われるキャンプに参加し、開幕ローテーション入りを目指します。
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