石田充 アナウンサー
これから楽しみなのが、新しく広島カープに加入した選手たち。4月26日(金)のマツダスタジアムでの2軍戦。サウスポーの新外国人・ハーン投手が2度目の実戦登板でした。
キャンプ中にちょっとアクシデントがあってコンディション不良だったんですが、先頭バッターをストレートのみで外野フライに打ち取ります。
2人目のバッターには、追い込んでからスライダー。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
惜しい(判定はボール)。しっかりと投げ切れています。
石田充 アナウンサー
最後は150キロのストレート。空振りの三振でツーアウトを奪います。その後、1人にフォアボールを与えてしまいましたが、投げた19球のうち16球がストレート。MAXは151キロを記録。
ハーン(4月26日) 1回 球数19 奪三振1 与四球1 失点0
さらにこの日、2軍のデーゲームが終わった後のマツダスタジアムのマウンドにドラフト1位ルーキー・常廣羽也斗 投手が上がりました。プロ入り後、バッターと対戦するのは3度目だったんですが、マツダスタジアムでは初めてのピッチングとなりました。
まず1人目、こちらも気になりますシャイナー選手。けがから復帰後、初実戦というこの対決は、鋭くライトへライナー性のヒットを放ちます。
ただ、“バッターと勝負” することをテーマに掲げていた常廣投手、続く 中村貴浩 を鋭い変化球で空振り三振に切って取ると、育成の 名原典彦 には一度もバットに当てさせず三振。
天谷宗一郎 さん
フォークはすごい落差だ。
石田充 アナウンサー
2巡目に入るとフォーク、さらにはストレート、そしてチェンジアップ。3者連続三振。全てセットポジションから打者8人に36球を投げました。MAXは151キロをマークし、早い段階での2軍戦での登板が見込まれています。
常廣羽也斗 球数36 打者8 安打性1 奪三振5
このピッチングを見ていたのが、RCC野球解説者の 佐々岡真司 さんです。どう感じたんでしょうか?
RCC野球解説者 佐々岡真司 さん
「最初、見た(キャンプの)ブルペンから2か月以上見たんですけど、まっすぐは150キロを超えている、力のあるまっすぐではあったんですけど、ちょっと心配なのがシュート回転するボールが少し多かったかなと。あと、変化球。きょうはフォークが多かったんですけど、フォークも2種類というか、空振りを取る、そしてストライクを取るって投げ分けているんじゃないかなと思います。きょうはマツダスタジアムで投げている、また報道陣もいるっていうことで、ちょっと抑えにいっているっていう。本人いわく、“打たれない” ことを意識して、ちょっとフォークが多かったんじゃないかなと思いますね。当然、ドラフト1位で入ってきて、2月に見たときから、これはすばらしいなと思っていたので、楽しみしかないなと思います」
天谷宗一郎 さん
すばらしいですね。
石田充 アナウンサー
さらに7回にはセンターへヒットを放つと、9回にはこの当たりが内野安打になり、(5度目の)猛打賞。
さらに4月28日、由宇球場(山口・岩国市)です。第1打席、打ち取られた当たりに見えるんですが、これがセンター前に落ちるんです。
天谷宗一郎 さん
振り切っているからこそです。
石田充 アナウンサー
連続安打を17試合に延ばすと、さらに第4打席、打ち取られた当たりに見えるんですが、内野安打。なにか持っていますね。依然、打率4割をキープしています。
佐藤啓介(4月28日) 5打数 2安打 打率.438
そして、気になるシャイナー選手。4月26日は、常廣投手とシートバッティングで対決しましたが、4月28日はスタメンで出場しました。結果は3打数ノーヒットでしたが、どうでしょうバッティング?
天谷宗一郎 さん
違和感ないんじゃないかなと思います。ちょっとのブランクがあるわけですから、そこの感覚を詰めていってもらえたらなというふうに思います。
あと、やっぱり常廣投手ですね。見ていて、ほれぼれするストレート。佐々岡さんはシュート回転って言っていましたけれど、バッター目線でいうとフォークとチェンジアップって、すごく厄介だと思うんです。チェンジアップをわかりやすく言うと、打つときにパラシュートがバーンと開くようなイメージ。これぐらいの緩急があると思うので、早く1軍で見たいなと思います。
(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。