来年3月にアメリカ・ボストンで開催されるフィギュアスケート世界選手権の日本代表が23日、大阪市内で会見に臨んだ。
全日本選手権で4連覇を達成した坂本花織(24、シスメックス)は「代表に選ばれて率直にうれしい。この世界選手権でオリンピックの(出場)枠が決まるので、精一杯演技したい」と意気込んだ。
坂本は世界選手権も3連覇中だが「4連覇は意識してなくて、あくまで通過点」と話す。この大会で2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック™の出場枠が決まり、最大「3」の出場枠を目指した戦いでもある。「この世界選手権はホントに大事なので、最近ロシアが帰ってくるっていうニュースも見たので、それに向けて自分が今できることを精一杯やって、日本はこれだけ強いぞっていうのを見せられたら」と、出場枠獲得へ意欲を見せた。
1年2か月後に迫ったミラノ五輪。「個人と団体でメダル、一番よくて金メダルを目指していきたい。ここからの一試合一試合が重要になってくると思うので、一つ一つ大事にして頑張っていけたら」と、坂本はミラノ大会での頂点を見据えた。
全日本選手権で初優勝を飾り、世界選手権の切符を掴んだ鍵山優真(21、オリエンタルバイオ/中京大)は「世界選手権は今まで3回出てるんですけれども、3回とも銀メダルだったので、そろそろ金メダルを狙って頑張りたい」と、悲願の頂点を目指すと宣言。
5年ぶりに出場した全日本選手権を制した“りくりゅう”ペア。世界選手権には2年ぶりの出場となる。三浦璃来(23、木下グループ)は「今シーズン最後の試合なので、一番いい結果を残せるように頑張っていきたい」と笑顔を見せ、木原龍一(32、木下グループ)は「世界選手権では今シーズンのベストの演技を披露することができるよう頑張りたい」と話し、2023年以来2度目の頂点を目指す。
【フィギュアスケート世界選手権 日本代表】
■男子)鍵山優真、佐藤駿、壷井達也
■女子)坂本花織、千葉百音、樋口新葉
■ペア
三浦璃来・木原龍一組
長岡柚奈・森口澄士組
清水咲衣・本田ルーカス剛史(※国際スケート連盟の公認ミニマムスコア取得を条件とする)
■アイスダンス
吉⽥唄菜・森⽥真沙也組
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