■中日クラウンズ最終日(5日、名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース 6557ヤード・パー70)

中日クラウンズ最終日を制したのは、米澤蓮(24、ティ.エム.プラテック)。6バーディ、1ボギーの「65」をマークし、13アンダー。3日目からスコアを5つ上げて、悲願のツアー初優勝を成し遂げた。17番まで片岡尚之(26、CS technologies)と12アンダーで並ぶデッド―ヒートを、最終18番でバーディを奪い決着をつけた。

8アンダー、3位からスタートした米澤は16番を終えて、5バーディ、1ボギーとスコアを4つ上げて12アンダー。9アンダーの2位でスタートした片岡も、16番を終え5バーディ、2ボギーとスコアを3つ上げて12アンダー。最終組で回る2人が、残り2ホールで首位に並んだ。

17番のパー3はともにパーをセーブ。迎えた最終18番、435ヤードのパー4。先に打った米澤のティーショットは左のラフにつかまり、片岡はギャラリーのいる右の林に打ち込んでしまう。

米澤のセカンドショットはグリーンを捉えると、ピンの近くまで転がりバーディチャンスにつける。一方、片岡はボールの周りの葉や枝を慎重にどかしての第2打を放つが、グリーン手前のバンカーにつかまり、ガックリと肩を落とした。

それでも片岡はバンカーからの3打目をピンそばにつけるナイスショットを見せ、米澤にプレッシャーをかける。米澤はプレッシャーのかかる場面でも落ち着いてパットを沈め、バーディフィニッシュ。帽子を取ってガッツポーズを決めた米澤が13アンダーでツアー初優勝を飾り、優勝賞金2200万円を手にした。

【中日クラウンズ最終日成績】
1位   米澤蓮  -13
2位   片岡尚之 -12
3位タイ 杉浦悠太 -8
     篠優希
     小木曽喬

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