フィギュアスケート女子で日本人初となる世界選手権3連覇を達成した坂本花織(24、シスメックス)が6日、都内で会見を行った。

世界選手権の他に、グランプリファイナル、全日本選手権も制した今シーズン。「調子の波も大きくなく、いい成績をずっとキープして、世界選手権まで走っていけたので、すごく良かったなって思うシーズンでした」と振り返った坂本。

好調だった要因を「やり切ったと思える内容ではなかったっていうのもあり、ちょっとだけ悔いが残る状態で終わっているので、よくやったって燃え尽きることなく、次に進もうって気持ちが乗っている状態なので、そこまで波が少なくいられている」と分析してみせた。

「今シーズンは順位だけ見ると優勝が続いていたんですけど、内容を見るとミスが多かったり、細かく見るとやっぱりどこかしらマイナスがついいてる感じだったので、それを来シーズンは少なくしていきたい」と反省も忘れない。

2年後はミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックが控える。プレ五輪シーズンとなる来季へ向けて「来シーズンはオリンピックのプレシーズンなので、まだ挑戦できると思っているので、『これいけるのかな』っていうのも試してみたいし、とにかく2年後に繋がるようなシーズンにできたら十分かなと思います」と意欲を語り、「今は次に向かってどうしようかって考えているところなので、頭の中は来シーズンに向けてのことが大きいです」と笑顔を見せた。

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