■MLB カブス 3ー6 パドレス(日本時間7日、イリノイ州シカゴ、リグリー・フィールド)

パドレスのダルビッシュ有(37)が7日(日本時間)、敵地でのカブス戦に登板。5回、83球を投げて、被安打3、奪三振5、四死球1、失点0、防御率は2.94。今季2勝目を挙げて、日米通算200勝まであと2勝に迫った。6回には松井裕樹(28)も登板、17試合目でメジャー初ホームランを浴びるなど2/3回を投げ被安打1(1本塁打)、奪三振1、四死球1、失点2となった。

負傷者リストから復帰し、1日(同)のレッズ戦では今季初勝利を挙げて、日米通算200勝まであと3勝に迫ったダルビッシュ。かつて本拠地であったリグリー・フィールドでは2022年6月14日以来、約2年ぶりの先発となった。

ダルビッシュは1回、1番・N.ホーナー(26)にレフト戦へのツーベースを打たれ、1死三塁のピンチを招いたが3番・I.ハップ(29)を95マイル(153キロ)のストレートで空振り三振、4番・C.モレル(24)を87マイル(140キロ)のスライダーでサードゴロと先制のピンチを切り抜けた。

マウンド上でポケットから相手の傾向を確認する姿も見られたダルビッシュ、3回には9番・Y.ゴームズ(36)をスライダーで空振り三振、3番・ハップには内角へのストレートで見逃し三振とここまで毎回走者を背負うが無失点に抑えた。

0対0の4回、先頭打者に四球で出塁を許すと、5番・M.ブッシュ(26)をストレートで三振を奪ったが盗塁を決められ、1死二塁、この試合3度目の得点圏に走者を許した。続く6番・D.スワンソン(30)をスライダーで2者連続三振を奪うと、7番・N.マドリガル(27)をセカンドゴロ、この回だけで26球を投げてしまったが粘りのピッチングを見せた。

5回はカブス下位打線からの攻撃をしっかり抑えて、この試合初めてとなる3者凡退、ようやく笑顔を見せてマウンドを降りてきた。

6回、パドレス打線は先頭のF.タティスJr(25)、J.クロネンワース(30)が連打と盗塁で無死二、三塁のチャンスを作ると3番・J.プロファー(31)がセンター前へ2点タイムリー、試合の均衡を破り、パドレスが先制、ダルビッシュに勝ち投手の権利をプレゼントした。さらに無死一、三塁でD.ソラーノ(36)がセンター前へタイムリーとパドレス打線が目覚めて、この回四球を挟み6連打を集中するなど大量6得点を挙げた。

ダルビッシュは5回、83球を投げて、被安打3、奪三振5、四死球1、失点0、防御率は2.94。中継ぎ陣にマウンドを託した。

6回からは松井裕樹(28)が4試合ぶりのマウンドへ、日本人リレーとなった。先頭打者に四球を許し、1死二塁で迎えるは4番・モレル。スライダーが高めに浮いた所を狙われ、高く上がった打球はレフトスタンドへ8号ツーランホームラン。松井はマウンド上で呆然と打球を見送った。松井は17試合目にしてメジャー初被弾、6対2と4点差に詰め寄られた。

その後、松井は5番・ブッシュからスライダーで三振を奪ったところで降板、2/3回、16球を投げて、被安打1(1本塁打)、奪三振1、四死球1、失点2となった。

パドレスは7回に3人目デロスサントス(28)が9番・ゴームズにソロホームランを浴びて6対3と3点差に。8回にはJ.エストラダ(25)が先頭から連続四球とヒットで1死満塁のピンチを招くと阪神・ソフトバンクで活躍した守護神のR.スアレス(33)をマウンドへ。

8回1死満塁での登板となったが9番・ゴームズを三振、1番・ホーナーをショートフライと完璧に抑えた。スアレスはリーグトップタイとなる11セーブ目を挙げ、ダルビッシュは連勝で今季2勝目、日米通算200勝まであと「2勝」に迫った。

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