広島カープのドラフト1位・常廣羽也斗 投手が入団してから5か月―。7日、行われた2軍戦で初めて公式戦のマウンドに立ちました。

5月7日(由宇球場)
ウエスタン・リーグ 広島 vs. 阪神

由宇(山口・岩国市)のファンから温かい拍手で送られ、先発マウンドに立ったのは、ドラフト1位ルーキー・常廣羽也斗。キャンプ中に発症したコンディション不良から慎重に調整を進め、約半年ぶりの試合に臨みました。

1回、初球に149キロの速球を投げ込みますが、ボール。

そして2球目。ストレートをセンター前にはじき返され、先頭打者の出塁を許します。

続くバッターには制球が定まらず、ストレートのフォアボール。その後、1アウト・ランナー3塁・1塁となり、フォークを運ばれ、スリーランホームランを打たれてしまいます。

ここで気持ちを切り替えた常廣は、続くバッター2人を空振り三振に仕留め、立て直します。

しかし、2回、2つのヒットを浴び、またも1アウト・3塁・1塁のピンチ。今度は、ドラフト1位の意地を見せて、フォークで三振。さらにフォークでセカンドゴロ。

3回は、内野のエラーで出塁を許しますが、ヒットは許さず、無失点。予定どおり、この回で降板した常廣。注目の公式戦初マウンドには、課題と収穫が詰まっていました。

広島カープ 常廣羽也斗 投手
3回 球数55 被安打4 奪三振5 失点3
「いいボールと悪いボールがはっきりあって、自分の課題もまた新たに見つかったので。フォークボールとかも甘くなったら持っていかれたりとか、それは当然、わかっていたことなので、やっぱりちゃんと低めに集めるというか、そういう基本的なことが大切だなとあらてめて思いました」

  ◇  ◇  ◇

坂上俊次 アナウンサー
本人は言い訳にはしませんが、当然、緊張感はあったみたいで、キャッチャーの 持丸泰輝 選手の取材の中でちょっとブルペンの段階から緊張感があったかなと。本人は体が開き気味でシュート回転していたそうなんですが、ホームランのあと、うまく修正できたと。

青山高治 キャスター
修正ってことですよね。ピッチャーの立ち上がりはもともと、それだけ難しいものですよね。

坂上俊次 アナウンサー
難しいんですよね。そこをちゃんとやったのがさすが常廣投手という。

青山高治 キャスター
三振を5つ。

坂上俊次 アナウンサー
5奪三振でしたね。やっぱり変化球、切れていました。課題と収穫、両方でた登板となりました。

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