尊富士は新入幕として臨んだ3月の春場所でスピードあふれる一気の攻めを生かした相撲で初日から11連勝するなど、13勝2敗の成績を収め、初優勝を果たしました。

新入幕力士の優勝は110年ぶりの快挙で夏場所では前頭6枚目に番付をあげていましたが春場所の14日目に右足を痛めた影響で調整が大幅に遅れていて、師匠の伊勢ヶ濱親方によりますと今月12日から始まる夏場所は初日から休場することになりました。

伊勢ヶ濱親方は「まだ治っていないから出場は無理だ。しこも満足に踏めないし日々、治しながらだ。どのぐらいの時間がかかるかはこれからだ」と説明しました。

また、夏場所でおよそ3年ぶりの三役となる小結に復帰した大関経験者の朝乃山も右ひざのけがのため、初日から休場することが決まりました。

朝乃山は「三役に復帰したので悔しい思いはある。休場するからにはしっかり治して次の名古屋場所に向けてやっていきたい」と話していました。

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