日本相撲協会は10日、東京 両国の国技館で取組編成会議を行い、12日から始まる夏場所の初日と2日目の取組を決めました。
先場所、腰のけがのため、途中休場した照ノ富士は
▽初日には大の里と
▽2日目には関脇から平幕に番付を落とした大栄翔と対戦することになりました。
初日に挑戦を受ける大の里は幕下付け出しの力士では昭和以降2番目に早い所要6場所で新三役に昇進しました。
照ノ富士は初めて対戦したことし1月の初場所では上手投げで勝っていて、身長1メートル92センチ、体重181キロの大の里の圧力を受け止めて有利な体勢に持ち込めるか、けがの回復具合が注目されます。
また、夏場所から祖父のしこ名を襲名した大関 琴櫻は
▽初日に大栄翔
▽2日目に新三役を目指す21歳の熱海富士と対戦することになりました。
このほかの3人の大関は、いずれも初日に新三役を目指す力士との取組が組まれ
▽豊昇龍が熱海富士と
▽先場所、右胸などのけがで14日目から休場した貴景勝は平戸海と
▽負け越すと大関から陥落する角番の霧島は豪ノ山とそれぞれ対戦します。
十両以上の休場力士は
▽先場所、新入幕で110年ぶりの優勝を果たした尊富士と
▽夏場所でおよそ3年ぶりの三役となる小結に復帰した大関経験者の朝乃山の2人でした。
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高田川 審判部長「若手も伸びてきている 今場所もおもしろい」
取組編成を行う日本相撲協会審判部で部長を務める高田川親方は「横綱が出場するので、引き締まった土俵になることを期待したい。若手の力士も伸びてきているので、切磋琢磨(せっさたくま)しているところが出たら、今場所もおもしろいと思う」と期待を寄せました。
一方、尊富士の休場については「残念だが、将来のある力士なので、しっかりけがを治して万全で出てもらいたい」と話していました。
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