フィギュアスケートの男子シングルでオリンピック2大会でメダルを獲得した宇野選手は、9日、自身のSNSなどで現役を引退することを発表しました。
これを受けて、ソチ大会とピョンチャン大会の2つのオリンピックを連覇し、宇野選手とはピョンチャン大会と北京大会にそろって出場するなど、ともに男子フィギュア界をけん引した羽生さんが、報道機関にメッセージを寄せました。
羽生さんは「小学生、中学生の頃から宇野選手とともに戦ったり、ともに歩んできた身としては、どれほどの覚悟で頑張ってきたのかを知っていますが、少し環境が変わるだけで、これからも頑張っていくのだろうから、僕からの『お疲れさま』は言わないでおこうと思います。どうかこれから先に、幸せをたくさん思い描けて、たくさんかないますように。『宇野昌磨』の理想のスケートを、ずっと楽しんでいきます」としました。
その上で「普通の、年齢が3つ違いなだけの男性どうしで、たわいもない会話をしましょう。そしてまたスケーターとして、リンクで、笑いながら本気を出せる、熱くなれる、2人にしかできない時間を過ごせる機会がくることも、どちらも本当に楽しみに待ってます。『ゆづくん』として『昌磨』と世界で競技してこれたことが、本当に幸運なことで、楽しかったです。本当にありがとうございます。これからも“また”楽しみがたくさんありますように」と羽生さんらしいことばで宇野選手への思いを示しました。
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