■第103回関東学生陸上競技対校選手権 男子400m決勝(10日、東京・国立競技場)
関東学生陸上競技対校選手権(関東インカレ)の男子400m決勝が行われ、110mハードルと400mハードルで今夏のパリ五輪代表を目指す、豊田兼(21、慶應大)が45秒82の1位でフィニッシュした。
8レーンからスタートした豊田は、低い姿勢でスタートから飛び出し加速。第2コーナーをまわった時点で先頭に立つと、大きなストライドでさらにリードを広げ、45秒82の1位でフィニッシュ。ゴール後、豊田は右手を突き上げた。
豊田は昨年10月に日本歴代6位となる48秒47をマークして、400mハードルでパリ五輪参加標準記録(48秒70)を突破した。日本歴代6位・13秒29の自己ベストを持つ110mハードルでも五輪出場を狙っている。
■豊田兼(とよだ・けん)
2002年10月15日、東京都出身の21歳。慶應義塾大学競争部第107代主将。195cmの体格を活かし、400m、110mハードル、400mハードルの3種目をこなす。2023年8月に中国で行われたワールドユニバーシティゲームズ男子110mハードルで学生世界一に輝く。同年9月に行われた日本学生陸上競技対校選手権大会の400mハードルでは、48秒91で同着優勝を果たし学生日本一となった。父親はフランス人で母親は日本人。
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