プロバスケットBリーグは10日、日本一を決めるチャンピオンシップが始まる。連覇を狙う琉球ゴールデンキングスの意気込みはー

カギは「ターンオーバー防止」と「リバウンド」か

10日からのチャンピオンシップに臨む、琉球ゴールデンキングス。レギュラーシーズン終盤は4連敗を喫し、西地区優勝を逃した不安材料もありながら、負けられない戦いに向けて闘志を燃やす。

キングス・今村佳太
「勝ち切れずに悔しい思いをしたけど、出ているCSのチームよりは自分たちが一番苦しいシーズンを送ってきたと思うので」「アルバルク東京はすごくタフなチーム。どれだけ我慢比べができるかという試合になると思う。負けずに頑張っていきたい」

初戦の相手は、過去にリーグ連覇の経験もあるアルバルク東京。屈指のタレントを擁し、今季は東地区2位でチャンピオンシップに進んでいる。

アルバルク東京の持ち味は、リーグでも2位のレーティングを残した守備力。日本国籍を持つライアン・ロシターや、ガードの日本代表テーブス・海を中心とした堅守を武器に、今シーズン8割の勝率を残した。
また、オフェンスの核になるのは、ブラジル代表としてもプレーをするレオナルド・メインデル。勝負所での3pには警戒が必要だ。

今シーズン、2月にキングスと対戦した際の成績は、1勝1敗。その際も、両日接戦の末、わずかなプレーの差が、勝敗を分けた。

東京撃破のカギを握るのは、相手にボールを渡してしまうターンオーバーをいかに防ぐか、そしてゴール下のリバウンド争い。泥臭く、我慢を続け、キングスらしいバスケットを貫くことが、大きなポイントになりそうだ。

キングス・桶谷大HC
「(対東京は)前回1勝1敗で。ただ2戦目の勝ち方で、いいイメージは自分たちも持ったまま」「自分たちのボールムーブメントが出来たら、おのずと攻略できるんじゃないか」
キングス・今村佳太
「キングスとしても、乗り越えないといけない壁なのかなと思っている。自分たちが戦う姿を見て、もう1度応援していただきたいですし、いい準備してみなさんを元気に出来るように頑張りたい」

沖縄への気持ちを胸に、勝負のチャンピオンシップに挑むキングス。試練の先に待つ、連覇の栄光へ。東京・有明のコートで、1歩を踏み出すー。
(取材:片野達朗)

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