陸上の世界トップ選手が集うダイヤモンドリーグの第3戦が日本時間11日にカタール・ドーハで行われ、男子3000m障害に出場した三浦龍司(22、SUBARU)は8分13秒96でパリ五輪参加標準記録(8分15秒00)をクリアし、2大会連続となる五輪出場を決めた。

レースには世界陸上ブダペスト銅メダルのA.キビウォット(ケニア)ら強豪が参戦。この種目で日本記録(8分09秒91)を持つ三浦は昨年の世界陸上ブダペストで6位に入賞、日本陸上連盟の規定でパリ五輪参加標準記録を突破した場合、パリ五輪日本代表に内定する。

三浦はスタート直後には後方につけるが、800m付近で6番手に上がる。1000m通過で順位を1つあげ5番手につける。三浦は軽快に障害を超えていき4番手で残り4周に突入。

ペースが上がる中、2000m通過時点で三浦も食らいつき3位につける。しかし残り1周で4位に順位を落とすと、さらに一人に抜かれ5番手に後退してしまう。それでも三浦は最後の力を振り絞り5位でゴール。タイムは8分13秒96で見事参加標準記録を突破し、2大会連続となるパリ五輪出場を勝ち取った。

女子5000mでは田中希実(24、New Balance)がパリ五輪参加標準記録(14分52秒00)に挑んだが、15分11秒21と上回ることができず、内定は次戦に持ち越しとなった。

男子やり投のディーン元気(32、ミズノ)は、2投目に79m34の今季ベストをマークし7位とした。

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