■MLB ブルージェイズ 2-3 ツインズ(日本時間11日、ロジャース・センター)
ブルージェイズの菊池雄星(32)が本拠地でのツインズ戦に登板し、今季最長8回(97球)を投げ、4安打2失点の好投。四球0、奪三振は3。今季8度目の先発マウンドで気迫の投球も打線の援護が少なく、今季3敗目を喫した。
打線はツインズ先発J.ライアン(27)を打ち崩せず、終盤も1点を返したが接戦の末1点差負け。菊池は直近6試合で5度目のQS(クオリティ・スタート ※6イニング以上を投げ、かつ3自責点以内)と安定した内容も、今季3勝目を逃した。
4月17日のヤンキース戦で今季初白星を挙げた菊池は、4月23日のロイヤルズ戦で2勝目。中4日で挑んだドジャース戦では花巻東高校の後輩・大谷翔平(29)にタイムリーを浴びるなど、6回4失点で2敗目を喫した。前回5月4日のナショナルズ戦では6回1失点も、チームは終盤に逆転負けで勝敗つかず。
立ち上がり1死から連続ヒットを許し、1死一・二塁とランナーを背負うと4番・ミランダのタイムリーで先制点を奪われた。2回、3回はストレートとカーブを織り交ぜ、緩急をつけた投球で3者凡退。
打線は3回、先頭8番のカイナーファレファが2号ソロを放ち、1-1の同点に追いついた。援護をもらった菊池は3番・カストロから中軸を3人で抑える。5番・マーゴ―に対してはチェンジアップで空振り三振。
しかし4回は、先頭・サンタナに156キロのストレートをライトスタンドに運ばれてしまい、痛い2点目を献上。思わず天を見上げた菊池だが、その後しっかりと切り替え、後続を3人で退けた。
5回の打線は連続ヒットで無死二・三塁とチャンスを作るが、1番・シュナイダーが空振り三振。続くバーショが一直、ゲレーロJr.が右飛に倒れ、前半最大のチャンスを逃した。
6回は1番から3者凡退。さらに今季初の7回は、4番・ミランダから三ゴロ、遊飛、三ゴロと3人で抑え、安定した投球を続けた。8回は先頭・ファーマーを空振り三振に仕留めると、後続をフライに打ち取り6回以降はパーフェクト。最後はグラブを叩き、打線に望みをつないだ。
だが8回は先頭が四球で出塁したがバーショが併殺打。リリーフ陣はN.ピアソンが二塁打を許し、G.カブレラに交代するもタイムリーを浴び3点目を許した。9回の打線は2死一・二塁からカイナーファレファのタイムリーで反撃するもあと1点及ばずゲームセット。
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