先に3勝したチームが勝ち上がる国・地域別対抗戦、「ビリー・ジーン・キングカップ」は、12日から2日間の日程で東京の有明コロシアムで行われ、日本はカザフスタンと対戦しました。

2日目の13日は、シングルスの第1試合で世界ランキング79位の日比野菜緒選手と世界50位のユリア・プティンツェバ選手が対戦しました。

第1セットは、日比野選手が第7ゲームで先にブレークし、その後正確なショットでサービスゲームをキープして6-4で取りました。

続く第2セットは、第8ゲームで相手に3回目のブレークをされて3-6で落とし、第3セットは互いに譲らずタイブレークに入りました。

日比野選手は先にマッチポイントを握られる苦しい展開となりましたが、粘り強くボールを拾って5ポイントを連取して巻き返し、このセットを7-6で取ってセットカウント2対1で接戦を制しました。

この結果、日本はカザフスタンに前の日の2勝を合わせて3連勝とし、12チームが参加してことし11月にスペインで行われるファイナル進出を決めました。

この大会で日本がファイナルに進出するのは、2020年に大会が現在の方式になってから初めてです。

一方、シングルスの第1試合で日本の勝利が決まったため、大坂なおみ選手が出場する予定だった第2試合は行われませんでした。

日比野菜緒 “勇気を持って試合に臨むことができた”

日比野菜緒選手
「相手のユリア・プティンツェバ選手にはことしストレートで負けていたが、団体戦特有の応援や次の試合の日本選手が後ろに控えているので勇気を持って試合に臨むことができた。最後は観客に力をもらって戦うことができた」

「日本代表としてビリー・ジーン・キングカップで優勝するのが夢なので、このチームでファイナルにいけると思ったら自然と涙が出てきた。ファイナルのメンバーに選ばれるように自分のランキングを上げていきたい」

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