■MLB パドレス 0ー5 ドジャース(日本時間12日、カリフォルニア州サンディエゴ、ペトコ・パーク)

ドジャース・大谷翔平(29)が12日(日本時間)、敵地でのパドレス戦に「2番・DH」でスタメン出場し、3打数無安打で打率は.352。2試合ぶりのノーヒットに終わった。

前日11日(同)は今季17度目のマルチヒットをマークした大谷。試合前には13日(同)、先発予定のパドレス・ダルビッシュ有(37)と10分以上も談笑。大谷は大きな笑い声をあげる姿も見られ、和やかな再会となった。

パドレスの先発は現在、メジャーで唯一“魔球”ナックルボールを操るM.ウォルドロン(27)。前回4月14日の対戦では1打数無安打2四球だった。1回、1番・M.ベッツ(31)がナックルで空振り三振し、1死走者なしで迎えた第1打席、1球目はスイーパー、2球目はナックルボールと120キロ台の変化球。そして、3球目は143キロのストレートに振り遅れてファール。緩急を付けられてタイミングをズラされた。カウント2-2から内角高め149キロのストレートに詰まってレフトフライに倒れた。

しかし、3番・F.フリーマン(34)、ベッツ、大谷の打席を確認するとカウント1-1から3球目のナックルを完璧に捉えて、ライトスタンドへ4号先制ソロホームランを放った。

3回、2死二塁で迎えた第2打席、1ボールから内角低めに125キロのナックルがストライク、揺れて落ちるボールに大谷も苦笑いを見せた。そして、3球目、外角低め129キロのナックルを逆方向に叩いたが、不規則な変化をするナックルを捉えきれず、レフトフェンス手前で失速してレフトフライ。

5回、パドレスのK.ヒガシオカ(34)のファールがドジャースベンチへ。ベンチの一番前で観戦していた山本由伸(25)の右の胸に直撃した。一瞬、ヒヤリとしたが山本は笑顔、大事には至らず、照れ笑いを見せていた。

1対0とリードした6回、1死走者なしで大谷はウォルドロンと3度目の対戦、またもや2球連続でナックルで攻められた。そして、カウント2-2から外角低め125キロのナックル。これを大谷はなんとかバットに当ててファールで逃れた。最後もナックルを見逃して四球。ここから2死満塁のチャンスを作ると、5番・T.ヘルナンデス(31)が大谷に並ぶ11号満塁ホームラン。大谷の四球から大量点が生まれた。

7回、1死一、二塁のチャンスで第4打席、パドレス4人目J.ブリトー(26)の真ん中高め155キロのストレートに完全に詰まらされピッチャーゴロに打ち取られた。9回、第5打席を迎えるところで大谷には代打にK.ヘルナンデス(32)を送られ途中交代となった。大谷は3打数無安打1四球で打率は.352。ドジャースは要所で好プレーが飛び出し、前日11日(同)のサヨナラ負けを払拭する快勝、先発のJ.パクストン(35)は6回を投げ無失点、負けなしの5勝目となった。

明日13日(同)、パドレスは日米通算200勝まであと2勝に迫ったダルビッシュが先発予定、大谷は3度目の対戦となる。

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