宇野昌磨選手とは
早くから難度の高いジャンプに挑戦し、2014年にジュニアのグランプリファイナルで4回転トーループを決めて優勝を果たすと、シニア転向1年目の2016年には世界で初めて大技の4回転フリップを成功させました。その後、4回転ループや4回転サルコーも成功させ、一気に世界のトップ選手に上り詰めました。オリンピックでは20歳で初出場した2018年のピョンチャン大会で銀メダル、おととしの北京大会で銅メダルを獲得しました。また、世界選手権でも去年の大会まで2連覇を果たすなど、世界の舞台で安定した成績を残し、日本の男子フィギュアスケート界をけん引してきました。
一方でここ数年は、背中を追いかけ続けてきた羽生結弦さんが競技から退いたことや自身が世界選手権で連覇を果たしたことなどからモチベーションの維持に苦しみ、今シーズンは競技結果よりも「自分を満足させる演技をすること」に重点を置くなど、葛藤を抱えながら現役を続けてきました。今シーズンは全日本選手権で歴代2位に並ぶ6回目の優勝を果たしたあと、ことし3月に3連覇を狙って世界選手権に臨みましたが4位に終わり、5月9日、現役引退を表明しました。
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