■MLB ジャイアンツ 2ー10 ドジャース(日本時間15日、カリフォルニア州サンフランシスコ、オラクル・パーク)

ドジャース・大谷翔平(29)が敵地でのジャイアンツ戦に「2番・DH」でスタメン出場。この日は12号先制本塁打を放つなど、5打数3安打2打点で、打率は.354から.361に上昇。1試合3安打は今季7度目となり、サイクル安打は叶わずも本塁打と打率で再びナ・リーグトップに浮上した。チームは今季6度目の2桁10得点の大勝で2連勝、29勝15敗で貯金14に。

大谷は4回の第2打席で6試合26打席ぶりの12号先制ソロ本塁打を放ち、ブレーブス・M.オズナ(33)の12本に追いつきリーグトップに立った。右翼場外のサンフランシスコ湾の入り江に飛び込む“スプラッシュヒット”は惜しくも叶わなかったが、初球を右中間へ運び、打球速度182.4キロ、飛距離135.9mの特大弾に。

さらにオラクル・パークでは初アーチとなり、日本選手最多を更新する25球場制覇。同球場ではここ2年間で最長の本塁打となった。

この日は花巻東高出身で米スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎(19)が観戦に訪れており、後輩の目の前で豪快アーチと3安打猛打賞と最高の活躍をみせた。

チームは大谷の先制弾から連続四球で無死一・二塁とすると、T.ヘルナンデス(31)、G.ラックス(26)のタイムリーなどで4-0とリード。5回は大谷のセンター前ヒットなどでチャンスを作り、W.スミス(29)のタイムリーで5点目。7回はM.ベッツ(31)がフェンス直撃の三塁打で出塁すると、続く大谷がレフト方向へ技ありのタイムリー2ベースを放ち6点目。大谷はこの日2打点目をマークした。

大谷はエンゼルス時代の19年6月13日以来となる自身メジャー2度目のサイクル安打に王手をかけたが、9回の第5打席は無死二塁のチャンスで3番手・N.アビラのカットボールに詰まり二ゴロに倒れた。

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