RIZAPグループの株価が16日、札幌アンビシャス市場で制限値幅の下限(ストップ安水準)となる前日比80円(19%)安の342円まで下落した。終値は10%安の378円だった。15日に2025年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が20億円の黒字(前期は43億円の赤字)になる見通しと発表した。利益水準が市場期待には届かず売りが殺到した。
売上高にあたる売上収益は7%増の1777億円の見込み。低価格ジム「chocoZAP(チョコザップ)」の会員数が前年比2倍の120万人に伸びており、収益が改善する。一方で、新規出店や既存店舗の設備投資などに計200億円投じる。
auカブコム証券の山田勉マーケットアナリストは「事前に前期業績の上方修正があったため、今期の黒字転換は織り込み済み。新サービスを相次いで導入して投資計画を増やしており、低価格ジムというビジネスモデルへの不安がある」とみていた。
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