ポラスグループは天然木をカウンターなどに導入した物件を販売する(写真はさいたま市のモデルルーム)

集合・戸建て住宅を供給するポラスグループ(埼玉県越谷市)は、JR大宮駅から徒歩約8分という立地に、新築の分譲マンションを竣工する。樹齢350年を超える天然木をテーブルやカウンターの天板に導入し、温かみのある住居空間をデザインした。行政窓口や商業施設などが集まる利便性の高いエリアで、共働き世帯を主なターゲットとする。

グループ企業の中央住宅(越谷市)は2025年秋、さいたま市で「ルピアコート大宮 The VISTA」を竣工する。70平方メートルの間取りを中心に、56戸を提供する。4月にモデルルームをオープンし、見学を受け付けている。ボリュームゾーンの販売価格は8300万円ほど。5月上旬に30戸を完売しており、残りの住戸も6月以降に販売する予定という。

テレワークにも活用できるクローク(写真はさいたま市のモデルルーム)

ヨーロッパ産の天然木を材料に、キッチンとダイニングが一体化した「ピアキッチン」を設置した。幅約110センチ、奥行き約90センチメートルの「変身クローク」は、収納スペースとしてもテレワークの作業場としても活用でき、家族のライフスタイルに応じて使い分けられる。

地震などの対策も各所に施した。各戸には、食品や飲料を備蓄できるパントリーをキッチン横に設ける。備え付けの食器棚は地震の揺れで倒れないように壁面と固定し、扉が勝手に開いて皿などが飛び出すことを防ぐ「耐震ラッチ」も採用する。

埼玉県内の住宅ニーズは年齢や家族構成などに応じて多様化している。ポラスグループは価格のラインアップを拡充し、本体価格が1000万円を切るローコスト木造戸建ても提案する。

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