バイオディーゼル燃料を使用するトーイングトラクター

鴻池運輸傘下で、飛行機の離着陸などをサポートする「グランドハンドリング」業務を手掛けるKグランドサービス(大阪府泉佐野市)は21日、関西国際空港内の作業用車両でバイオディーゼル燃料の使用を始めたと発表した。空港内の作業用車両が排出する二酸化炭素(CO2)の削減を目指す。

貨物コンテナをけん引するトーイングトラクターで廃食油などを原料とするバイオディーゼル「B30燃料」の使用を2月から始めた。関空内の車両にバイオディーゼル燃料が使用されるのは初めて。従来使用していた軽油に比べて1台あたり年間で約2808キロのCO2削減効果があるという。

Kグランドサービスは2024年度内に「B30燃料」を使用するトーイングトラクターを5台まで増やす計画だ。鴻池運輸の担当者は「燃料費の負担は増えるが、脱炭素の流れに対応する必要がある」と話す。

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