薄型テレビの出荷台数は40型以上の大型がけん引した

電子情報技術産業協会(JEITA)は22日、4月の薄型テレビの国内出荷台数が前年同月比3.3%増の32万6千台と2カ月ぶりにプラスとなったと発表した。40型以上の大型がけん引した。ただ、民生用電子機器全体の4月の国内出荷額は2.5%減の785億円と低迷した。カーナビなど車載機器の出荷が落ち込んだことが影響した。

薄型テレビの出荷台数を型別にみると、40〜49型は3.2%増の8万6千台、50型以上の大型テレビは8.3%増の13万3千台だった。一方で29型以下の小型テレビは6.3%減の3万3千台、30〜39型は0.4%減の7万4千台だった。

都内のある家電量販店の担当者は「昔は32型が主戦場だったが、今は40型台に移っている。買い替えの際に今使っているものよりも大型を買っていく消費者が多い」と話す。

自動車販売の業界団体が公表した4月の国内新車販売台数は4カ月連続で前年同月を下回った。これを受け、カーナビなどのカーAVC機器の出荷額は6.9%減の351億円と13カ月連続でマイナスとなった。カーナビの出荷台数は20.5%減の21万7千台にとどまった。

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