デジタルガレージと大和証券グループ本社は3号ファンドを設立した

デジタルガレージと大和証券グループ本社が共同出資するDG Daiwa Ventures(東京・千代田)は22日、スタートアップを投資対象とする150〜200億円規模のファンドを設立したと発表した。初期段階の資金調達が4月に完了した。気候変動分野での課題解決をめざす「クライメートテック」企業に投資し、成長を後押しする。

2023年10月に3号ファンドとして設立した。運用期間は10年で、金融機関などが出資する。資金調達は24年10月以降に完了する。二酸化炭素(CO2)排出量の可視化や、排出枠を取引するカーボンクレジットなどに取り組む企業への投資を想定する。

16年の1号ファンド設立以降、人工知能(AI)やフィンテック分野のスタートアップ企業に投資してきた。約110社に対して投資実績があり、件数ベースでは海外企業が全体の6割を占めている。1〜3号の運用総額は約350億円を計画する。

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