アサヒ飲料は22日、ブレンド茶「十六茶」の世界を体験できるポップアップ店「16CHA FOR YOU」を期間限定で開業した。十六茶に使用している16種類の素材から5種類を選び、好みのブレンド比率でお茶をいれる体験ができる。東京・神宮前の店舗の入場料は無料で、27日まで開く。約5000人の来場者を見込む。
十六茶はその名の通り、16種類の素材をブレンドしている。店舗では甘みがある穀物「ハトムギ」やお菓子の材料にも使われる果実「ナツメ」など、壁一面に並ぶ16種類の原料から5種類を選択。1グラムずつ入った素材をベースとなるブレンド茶に混ぜ合わせ、お湯で蒸らして飲む体験ができる。滞在時間は1組30分ほどを想定する。
1993年に缶飲料として発売した十六茶は24年、主なユーザー像を「ライフステージの変化を経て、心身ともに健やかになりたいと感じる人」と定義した。妊娠や出産、子育てなど生活の変化をきっかけに、健康について気になりだした消費者が十六茶を手に取っているという。
2月に中身やパッケージをリニューアルし、1〜4月のブランド販売数量は前年同期比15%増と好調だ。アサヒ飲料マーケティング二部無糖茶グループの内田勝大氏は「茶葉に触れて飲んでもらう体験を通じて、より深く直感的に（ブランドを）理解してほしい」と話す。
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