米アップルは22日、腕時計型端末「アップルウオッチ」で不整脈の一種である心房細動の履歴を記録できる機能を日本でも提供開始したと発表した。心房細動は放置すると脳卒中につながる恐れがある疾患で国内で約100万人の患者がいる。不規則な心拍などを通知できるようにし、健康維持に役立てる。
心房細動と診断された日本のユーザー向けに心房細動履歴機能を提供する。心房細動の兆候を示した時間などの推定値にアクセスできる。週ごとに通知を受け取ることができるほか、スマートフォン「iPhone」のヘルスケアアプリで運動や睡眠などの習慣とあわせて関連のありそうな行動を振り返ることができる。
心房細動の履歴と体重や睡眠などの行動履歴をあわせてPDFでダウンロードすることもできる。医師に履歴をみせて生活習慣の相談をするなどの使い方を想定する。
米国では2022年から提供されていたが、医薬品医療機器総合機構が機器を承認し国内でも使えるようになった。利用するには基本ソフト「ウオッチOS10.0」以降のアップルウオッチが必要となる。
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