総務省が24日発表した4月の消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品をのぞく総合指数が107.1となり、前年同月より2.2%上がった。上昇は32カ月連続。伸び率は前月の2.6%から0.4ポイント縮まり、2カ月続けて鈍化した。

 せんべいなどの菓子類と、米などの穀類が5%超の上昇。オレンジジュースを中心に飲料も4.0%上がった。生鮮食品をのぞく食料全体の伸び率は3.5%で、物価全体を押し上げている。だが、昨夏に9%超を記録していた頃と比べると、値上げは落ち着きつつある。

 一方、生鮮食品を含む総合指数は107.7で、2.5%上がった。キャベツとりんごが4割近く値上がりしたことが響いた。(内藤尚志)

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