シャープは24日、中国スマートフォン大手の小米(シャオミ)と無線通信技術に関する特許を相互利用するクロスライセンス契約を結んだと発表した。今回のライセンス合意により、シャープは2022年に小米に対し起こした訴訟を取り下げる。

クロスライセンス契約や訴訟の具体的な中身は「小米と秘密保持契約を結んだため、回答を差し控える」(シャープ)とした。

クロスライセンス契約は一般に、複数の企業が互いに特許の利用を認めることで特許使用料を払う手間などを省くことができる。保有する特許の数や価値が相手を上回る場合、差額として相手企業から対価を受け取ることもある。

シャープはLTE(4G)や次世代通信規格「5G」に関する必須特許を6000件以上保有する。同社はこれまで中国スマホ大手のvivo(ビボ)やOPPO(オッポ)などとクロスライセンス契約を締結してきた。

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