関西国際・伊丹・神戸空港を運営する関西エアポートが24日発表した4月の関空国際線の外国人旅客数は、単月で過去最多となる約159万人だった。前年同月から65%増え、これまで過去最多だった2019年4月の約157万人を上回った。外国人旅客数は新型コロナウイルス禍前の成長軌道に戻った。

新型コロナ禍からの回復が外国人旅客で順調に進んだのに対し、日本人旅客数の回復は限定的だった。国際線の日本人旅客数は19年4月比48%減の30万人にとどまった。これにより日本人を含む国際線の旅客数全体は189万人と前年同月比で68%増えたものの、19年同月比では13%減った。

関空、伊丹空港、神戸空港の3空港を合わせた国内線旅客数は前年同月比1%減の192万1452人だった。関空の国際線旅客便を方面別にみると、4月の発着回数全体に占めるシェアは韓国が30%と最も多かった。中国(26%)、東南アジア(15%)が続いた。

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