1月に商業運転を始めた石狩湾新港洋上風力発電所(北海道石狩市、小樽市)で生み出した電気を供給する

再生可能エネルギー開発のグリーンパワーインベストメント(GPI、東京・港)は15日、北海道にある洋上風力発電所で生み出した電気を今夏からデータセンターに供給すると発表した。供給先は京セラ子会社の京セラコミュニケーションシステム(KCCS)が道内に建設中のデータセンター。再生エネの地産地消モデルとしての確立を目指す。

1月に商業運転を始めた石狩湾新港(北海道石狩市、小樽市)の大型洋上風力発電所で発電した電力を供給する。供給量は非開示。電力小売りを担うGPIの合同会社を経由して、電気が化石燃料由来でないことを証明する「非化石証書」や電気を販売する。

KCCSはデータセンターの敷地内に太陽光発電設備や蓄電池を置く予定。GPIから供給される電気と組み合わせることで、使用電力の100%を再生エネ由来にする。

石狩湾新港の洋上風力発電所の総発電出力は11万2000キロワット。鹿島や清水建設・日鉄エンジニアリングといった企業が建設や風車部品の製造などを担ったことで、国内調達比率6割という国が掲げる目標を初めて達成した。

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