森ビルは27日、2023年に開業した「麻布台ヒルズ 森JPタワー」(東京・港)と「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(同)が健康影響評価で最上位の「プラチナ本認証」を取得したと発表した。最上位は日本のビルで初めてとしている。
両施設の共用部の機能について、米国の国際ウェルビルディング協会がオフィスや商業施設で働く人の心身の健康に与える影響を調べた。
高性能なフィルターで外気を濾過(ろか)したり、すべてのフロアに浄水器を設置したりして労働環境を整えている点などが評価された。
欧米では従業員のウェルビーイング(心身の健康や幸福)を重視する企業が増えている。プラチナ認証の取得で「外資系企業を中心に問い合わせがある」(森ビル)という。
森ビルは麻布台ヒルズに入居する企業の社員が使える食堂で健康的な食事を提供するなどして、こうした需要に応える。
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