ロイヤルホストなどで利用できる共通ポイントを6月25日から始める(東京都世田谷区)

ロイヤルホールディングス(HD)は28日、ファミレスチェーン「ロイヤルホスト」などで使える自社ポイントを6月から導入すると発表した。天丼チェーンの「てんや」などグループの外食店やホテルで利用でき、原則200円で1ポイントがたまる。利用者を囲い込むほか、顧客の属性に合わせた販促につなげる。

6月25日から共通アプリサービス「MyROYAL(マイロイヤル)」を始める。ロイホやてんやのほか、とんかつ専門店「とんかつおりべ」と「天ぷら てんや」の4ブランド計326店舗が対象で、順次対象店舗を広げる。原則200円で1ポイントたまり、会計時に1ポイント1円として利用できる。共通アプリは初年度で30万人の利用を見込む。

25年以降にグループで運営する「リッチモンドホテル」やグリル専門店「シズラー」などのブランドにも対象を広げる。中期的には200万〜300万人の利用をめざす。

ポイント会員の家族の記念日に合わせたファミレスやホテルのプランを提案するなど、顧客の属性にあったサービスやメニュー開発につなげる。

ファミレス大手ではすかいらーくHDが16日から、ファミリーレストラン「ガスト」や「しゃぶ葉」などグループの約2600店舗で使える自社ポイントを導入した。アプリを通じて200円の利用ごとに1ポイントたまり、1ポイントあたり1円で利用できる。来店動機を高めるほか、顧客データをメニュー開発などにいかす。

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