水や森の大切さを伝える環境教育「水育」は20周年を迎えた

サントリーホールディングス(HD)は28日、水や森の大切さを伝える環境教育「水育(みずいく)」の20〜30代向けセミナーを開くと発表した。これまでは主に小学生や保護者を対象にしていた。より幅広い世代に、水資源の大切さを知ってもらう。

サントリー天然水南アルプス白州工場(山梨県北杜市)近くなど全国4カ所で、8月に1回ずつ開く。計120人の参加を想定する。

サントリーHDは2004年から商品の原料に使う水の大切さを伝える水育を始め、24年で20周年を迎えた。水源の森や水に触れる体験を通して学ぶ「森と水の学校」と、小学校の教員と連携して水の大切さを学ぶ「出張授業」の2つの形式がある。国内では累計25万人超、海外でも8カ国で累計58万人超が参加した。

同日、24年の森と水の学校の参加募集を始めた。参加費は無料。小学生向けにはオンラインで学ぶ「リモート校」も開く。

サステナビリティ経営推進本部の橋本智裕氏は「世界では水不足が深刻化している。多くの農作物を輸入している日本は、農作物を通して水を輸入しているとも言える。水の大切さについて共感してもらい、行動変容を促したい」と話す。

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