日産化学は28日、13日に設定した自社株の取得枠を50億円から100億円に拡大したと発表した。取得する株数の上限は125万株から250万株(自社株を除く発行済み株式の1.8%)とした。

取得期間は従来7月31日までだったが、2025年3月31日までに延長した。変更の理由について、「経営環境の変化に対応して、株式市場の動向も考慮して機動的な資本政策に取り組む」としており、株主還元の一環となる。

日産化学の28日の終値は前日比6円(0.1%)高の4434円で、年初から2割ほど落ち込んでいる。株主還元を手厚くして株価の回復を狙う。

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