縫製自動機の生産などを手がける松屋アールアンドディは15日、7月をめどにメキシコで支店を設立すると発表した。同国での顧客の要望へ機動的に対応しやすくする。海外で設備投資需要の回復を取り込むため、営業体制を強化する。
メキシコではエアバッグメーカーの工場が多く、同社にとっては海外販売比率の3割ほどを占める主要地域だ。現地に営業の駐在員をまず1人派遣し、顧客の動向を早くつかみやすくする。
直近では新型コロナウイルス禍の影響も弱まり、設備投資の機運が戻ってきている。最新式の縫製機である門型プログラムミシンなどがメキシコでの取引で拡大すると見込んでおり、駐在員による営業攻勢もかけつつ需要の開拓を図る。
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