JUKIは29日、小型の金属部品の不良を自動検出する検査機を開発したと発表した。小型の部品に特化することで、設置面積を従来製品の3分の1にし、価格も半額以下に抑えた。幅広い製造現場で導入しやすくし、年間約40台の販売を目指す。
31日に発売する。15センチ角以内の小型部品の撮影に対応する。検査機に搭載された高解像度のカメラが対象物に自動で焦点を合わせ、キズやへこみなどの有無を約1秒で調べる。
従来品は自動車エンジンなどの大型の金属部品の検査に使うサイズだったが、製造現場では小型部品の検査を自動化するニーズも高いと判断し、装置を小型化した。価格も従来品の1780万円(税抜き)から800万円(同)と約6割引き下げた。
自動車部品など精密加工品を製造する工場などでの導入を見込む。目視で不良品を検査する工場が多いなか、検査ミスの削減や業務の効率化を後押しする。
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