関西では京都で日本版ライドシェアの運行が始まっている(4月、エムケイの出発式の様子)

国土交通省近畿運輸局は30日、一般ドライバーがタクシー事業者の管理のもとで有償で乗客を送迎する「日本版ライドシェア」について、大阪市を含む営業区域で5社に運行を許可したと発表した。神戸市を含む区域でも2社が許可を受けた。31日以降に順次運行を始める見通しだ。

両区域は、3月末に国交省が日本版ライドシェアの追加導入を公表した8区域のうちの2つ。

大阪の営業区域は大阪市や大阪府豊中市、東大阪市などが含まれる。許可を受けたのは東京・日本交通(大阪市福島区)など日本交通グループ関西の3社と提携先1社、岸交(堺市)。国交省は土曜の午前0〜3時台、金土曜の午後4〜7時台にライドシェアの運行を認める方針を示している。

不足台数はそれぞれの時間帯で420台、240台としており、このうち50%の台数について事前調査で参入意向を示した33社に割り振っていた。台数の通知を受け、正式に運行許可を申請した5社に許可した。現在審査中の会社もあるといい、許可事業者は今後増える見通し。

神戸では神戸市や兵庫県尼崎市などを含む区域で水金曜の午前0〜3時台(不足台数100台)、金土曜の午後5時〜翌午前5時台(同510台)の運行が認められている。

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